精神科における遠隔診療
2019.02.23
私はコンピューターが好きなので、今月の「精神科治療学」は面白かったです。精神科における遠隔診療の可能性というテーマでした。遠隔診療は役に立つのかという低レベルな議論はすでに終わっていて、あとはどのように普及させていくか、ということです。

まず気になったのは、すでに遠隔診療を提供している企業があるということ。これがオープンなシステムなら良いのですが、企業ごとに規格が違うことで不都合が起こりはしないかということ。たとえばある患者さんはA社のシステムを持っていて、別の患者さんはB社を使う、などという場合。医療機関は両方持っていないといけない、ということになります。医療機関同士の連携にも関わってくるでしょう。

もうひとつ、これは精神科の雑誌なので載っていないのは仕方ないのですが、IPv6問題が片付かないうちは遠隔診療の普及は難しいのではないかということ。アドレス枯渇に加え、v4ではいまでも通信のスループットが極めて悪くなっています(特に夜)。医療だけでなく多くの分野でビデオによる通院が行われるようになると、さっぱり信号が通らない、という状況が今後ひどくなりそうです。
2019.02.23 12:19 | 固定リンク | 仕事 | コメント (0)
パニック障害をデパスで治そうとする内科医
2018.12.14
何とかならないですかね。

抗不安薬を使うのは間違いではありませんが、抗不安薬自体に不安障害を治癒させるする効果はありません。

抗うつ薬を使うべきです。

デパスなどの短時間型の抗不安薬は飲むと気持ちがいいので治ったような気分になりますが、パニック障害・強迫性障害・社会恐怖(対人恐怖のこと)などの症状を起こらないようにする働きはありません。酒を飲むのと同じで、一時的に頭を麻痺させるだけです。要するに症状の予防効果がないのです。おまけに薬に依存性がありますから、素因のある人は処方薬依存症になってしまいます。常用量依存で済んでいる場合も薬の中止が困難です。

なかには依存性を知っていて、患者さんをずっと通わせるために抗不安薬や睡眠薬を出し続ける悪質な内科医もいます。

内科の先生方は不安障害の治療として抗不安薬を絶対に使わないよう希望します。

精神科に任せてください。
2018.12.14 08:54 | 固定リンク | 仕事 | コメント (0)

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